【中学受験】2021年6月日能研授業レポート3W(小3・予科生)

2021-06-28

日能研の授業レポート(算数の抽出力と作図力)

算数の文章問題で点数取れていますか?

算数の文章問題での重要となるポイントは、抽出力と作図力だそうです。

計算問題は、多くの計算をひたすらこなすことで直感的に計算ができようになってきます。

ただ、文章問題は計算が得意だから正解できるということではありません。

こんにちは、凛(りん)です。

今回は、算数の文章問題の解き方について探っていきたいと思います。

我が愚息は、悲しいことに算数の文章問題を解くときの作図が苦手です。

簡単な例で例えると、兄と弟で24個の飴を半分に分けます。

としたときに、計算では「24÷2」を行えば出るのですが、作図をした場合次のようになります。

兄:●●●●●●●●●●●●
弟:●●●●●●●●●●●●

もしくは、

|――――――――――――|――――――――――――|
(兄:12)              (弟:12)
           (全体:24)

このような書き方もできますね。

あくまでも一番簡単な例ですが、算数の文章問題ではこのような作図をすることで回答がしやすくなり正答率が上がります。

我が家ではこの作図にかなり苦戦中です。(今も・・・)

算数の文章問題を解くために必要となる力のひとつに、「抽出力」があります。

抽出力に関しては、国語力に近いですがこの力も国語力同様に全教科で必要となる力と言えます。

この抽出力は、大人の社会では「システム思考力」と言われており、何が課題なのかを考えるときに必要となる力です。

そう考えると、とても分かりやすいですね。

つまり、問題を解くための「情報」をいかに効率よく抽出できるか。

これが、問題をとくための「抽出力」だと言えます。

先の問題で言うと・・・。(問題:兄と弟で24個の飴を半分に分けます。)

兄と弟という登場人物がいる。(2人)

24個の飴がある。(24個)

半分に分ける。(分ける)

この情報を正しく抜き出すことで、「24÷2」という数式が成り立ちます。

この場合、数式に移行する前の整理が「抽出力」であり、整理する方法を作図であると言えます。

作図とは、文章問題を簡潔かつシンプルな図に起こすことを意味します。

文章とう文字の成果を、図を書くことで可視化することで理解と把握を深めます。

作図力を高める近道は、多くの経験を積むことだと思います。

多くの手段や方法を子供にインプットすることで、使い慣れた独自のスタイルに落ち着くのだと思います。

方法のひとつとして、今回は「●」を使う。

でも50個という数を「●」作図する場合は、大変なの「|――――――――――――|(50)」と表現する。

つまり、抽出力だけがあっても作図ができないのです。

また、作図力があっても抽出力が無ければ正答にはならないことになります。

2つの力を両立することで、文章問題の正答率向上につながると考えられます。

もし、算数の文章問題が解けていないようでしたら、まずは作図させてみて下さい。

その結果によって、抽出力が足りず正しい情報が抜き出せていないのか、作図力が足りず整理ができずに正答できていないのかの分析をしてみると良いと思います。

因みに我が家は、抽出できているが作図力が足りず混乱し計算ミスをするという負のスパイラル状態。。。

多くの作図例を提供中です。

頑張ります!