小学生の国語力向上のコツはあるのでしょうか?

2019-07-04

以前「小学校低学年で必要となる読解力・国語力の学習方法」の中で、国語力が学力向上にとても重要であることをお伝えしました。国語力を習得することが、今後の学習がグンと楽になります。

そのために、国語力を効率的に向上させたいですね。子供の集中力を考えると、効率性は最重要課題です。そういった意味では、コツをつかんでおくと良いでしょう。

小学生の国語力向上のコツとは

文部科学省が掲げる国語力

まずは、情報の重複やおさらいとなってしまう部分もありますが、文部科学省が考えている国語力の考え方を理解しておきましょう。文部科学省で提示しされている国語力の考え方が、学校教育へ落ちているはずなので国語力への考え方の根源を理解しておくことはとても重要だと思います。

聞く力

●話の要旨を的確に理解し、内容を理解する
●話し手の気持ちだけでなく、言葉以外の思いを受け取る
●場面に応じて最後まで集中して傾聴する

要約すると、話を内容だけでなく言葉に込められた思いをくみ取り傾聴する能力と言うことになります。

話す力

●自分の考えを明確にし、論理的に説得力を持って伝達する
●相手・場面・目的に応じて、伝えるべく内容を要約して話をする
●発声・発音・態度をコントロールできる

要約すると、TPOを意識した説得力のある話ができる能力と言うことになります。

読む力

●論理的文章において、論理を的確に読み取ることが出来る
●文学的な文章において、感情を十分に読み取ることが出来る
●古典(古文・漢文)の文章に親しむことが出来る

要約すると、多様化する文章に対して読む能力と言うことになります。

書く力

●自分の考えを正確かつ論理的に文章として書き伝えることが出来る
●伝統的な形式や書式に従った文章を書くことが出来る
●様々な情報を収集して、それに基づいて明確な文書を書くことが出来る

要約すると、自分の意見や考えを的確に、多様な形式への文章としてのアウトプットができる能力と言うことになります。

文部科学省が求めるこれからの国語力

文部科学省はこれからの時代に必要となる国語力として、次の4つの力が必要となる国語力の構造であると考えています。

考える力

分析力・論理構力を含んだ論理思考力です。
●分析力
言語情報に含まれる事実と憶測を正確に見極め、内在している論理構造を的確に捉える能力。また、非言語情報を言語化する能力と定義しています。
●論理構築力
相手や場面に応じた筋の通った発言や文章を組み立てる能力と定義しています。

要約すると、考える力とは状況分析をおこない筋の通った情報が出せる能力と言ことになります。

感じる力

相手の気持ちや文学作品の内容・表現等を感じ取り、感動したりできる情緒力。
また、美的感性や社会的・文化的価値観に係る感性・情緒を受け止め理解できる情緒力。さらに、言葉使いに対する言語感覚。

要約すると、感受性豊かであり、感じたことを正しく表現できる能力と言うことになります。

想像する力

未経験の事柄や実在しない事柄などを推量し、脳内でそのイメージを自由に思い描くことができる力。また、相手の表現の態度から、言葉に表現されていない思いを察することが出来る能力。

要約すると、想像力豊かであり、言葉に表現されていない部分も憶測しながらイメージでいる能力と言うことになります。

表す力

考え、感じ、想像することによる表現力、分析力や論理構築力を用いて組み立てた自身の考えを具体的な発言や文章として展開する能力。

要約すると、考える力・感じる力・想像する力を表現する能力と言うことになります。

国語力の中心となる力は?

さて、いろいろと文部科学省から提示されている情報を考えると、国語力の中心にあるものはどうやら 読解力 のように感じます。

聞く力・読む力を総合的に考えで、読み込む力が必要となります。あとは、その情報を理解する情報としては、想像したり感じたりすることが必要であったり、考えることが必要であったりします。
また、理解した後に、書く・話す・表現するといったことができるようになります。

プログラムでいうところの、「入力 ⇒ 処理 ⇒ 出力」といロジカルシンキングへつながります。

では読解力を身に着けるために、やっておきたいことを紹介します。

読解力を向上させることで国語力が向上する

読解力向上に必要となる語彙力

語彙力とは、文字や語彙を認知する力を言います。文章を読む際に、前後の文脈で意味を想像することができるのですが、語彙力がないと文章自体を理解することができなくなります。

話す力・表す力においても同じです。語彙力がないことにより、相手に伝えるための表現ができないです。また、書く力・聞く力においても、語彙力がないと書き出せない、正しく聞くことができないといったことから、語彙力の重要性は理解できると思います。

語彙力を鍛えるには、知らない漢字や語句が出てきたらすぐに調べるクセをつけましょう。
子供には、「一緒にわからない言葉を調べてみよう」と問いかけてみてください。親と一緒に一つのことをやるということ自体、子供は楽しくて仕方がありません。きっと、遊んでるような感覚で言葉を調べると思います。

読解力向上に必要な要約力

要約力とは、文章の要点をまとめる力を言います。読書力ともいわれるため、本を読む力としても知られています。

要約力がないと筆者の意図を理解することができません。そのため、文章を正しく理解することができなくなります。要約力がないと、文章の不明点や矛盾点が見つけられず理解したつもりになり、実際は理解できていないといった結果になります。

読む力・考える力・感じる力においても同じです。要約力がないことにより、文章に書かれている情報を読み解き感じることができなくなります。

要約力を鍛えるには、文章を読む際に要約をするクセをつけましょう。
子供には、「どういったことを言っているのかな?考えてみよう」と問いかけてみてください。そのやり取りの中で、文章の理解と内容を思い返すといった行為を頭の中で行うので読解力としての力が深まります。

読解力向上に必要な思考力

思考力とは、文章を多角的に読み理解し、関連付けを行う力を言います。文章を読む際に、文章に記載していない情報を知識や経験をもとに想像し内容を理解します。

思考力がないと、文章からイメージする内容が、知識と経験が含まれていないため正しき理解できず、文字を頭の中でイメージできなくなります。結果、理解したといえない状態になります。

考える力・想像する力においても同じです。思考力がないことにより、ただ読むだけの状態となり、深く読んで考えるということができなくなります。

思考力を鍛えるには、たくさんの本に触れることが重要です。
子供には、多くの絵本に触れさせてあげてください。図書館であったりお気に入りの絵本をいつも手の届くところに置いておくのも良いでしょう。

読解力の向上が国語力の向上につながり、結果的に学力の向上へとスムーズにつながっていくことでしょう。

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