【中学受験】3年生の効果的な復習方法【3つのポイント】

2021-11-04

3年生の効果的な復習方法

効果的な復習は学習効率の差につながる

学習の基礎力は何と言っても情報量ですね。

学校や塾で多くの学習情報をインプットしてきますが、人は忘却する生き物であること理解する必要があります。

私なんかは、すでに今朝の食事を思い出せないことがありますが・・・。

それはさておき、子供の記憶も例外なく忘却の宿命からは逃れられません。

こんにちは、凛(りん)です。

闇雲な復習やっていませんよね?

「とりあえず復習しておきなさい!」なんて子供に伝えても、ノートをパラパラ~~~って見返す程度。

勿体ない!

効率よく復習してこそ、学習の底上げがかなうというものです。

悩み

学校や塾の復習は、まず「やらせる」ことから悩み多くないでしょうか。

下校直後の子供はテンションが高いですよね。

下校中に友達とゲームの話で盛り上がりながら返ってくることもあるでしょう。

男の子であれば、虫を見つけただけでも宝物を発見したような高揚感を持ち帰ってきます。

コロナ禍なので、帰宅後は手洗い・うがいまた、場合によってはシャワーを浴びます。

授業が終わり、バタバタと帰宅しその日一番の高いテンションの状態である子供を「さぁ!まずは学校の宿題をやってっ!」となだめながら促しますよね。

子供ですから、パチッとスイッチが切り替わるわけではないのでダラダラ宿題を行い。

親のチェックも終わって、やっと本題の「復習」に取り掛かるという状況ではないでしょうか。

それが毎日・・・。

「分かりすぎる!」と共感いただける人が多いことを祈ります。

ここで悩みとなるのは、まだ復習が始まっていないということで、このルーティーンはまさに苦行です。

復習に取り掛かるまでの流れが悩みどころではないでしょうか。

重要性

エビングハウスの忘却曲線を一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

これですね。

人の脳の仕組み上、記憶は薄れていくものです。

20分後には42%、60分後には56%、1日後には74%、1週間後には77%と記憶の忘却スピードはとてつもなく早いです。

この忘却曲線は「短期記憶」のものです。

記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があることはご存じかと思いますが、復習をすることで記憶の状態を引き上げます。

このような状態です。

エビングハウスの忘却曲線

復習は情報のアウトプットを含みます。

情報のアウトプットを行うことで、短期から長期記憶へと情報が移動します。

復習で情報を覚えなおすという反復作業をすることで、記憶として定着します。

効果

復習とは学んだ知識をすぐに使える状態にすることが、目的であり効果となります。

つまり無意識の記憶にまで落とし込むことが出来ます。

試験を受ける状況を想像してみましょう。

前日まで必死に学習し、試験と言う緊張感ある教室に入室し、緊迫した環境を思い浮かべてみてください。

そんな中でも、普段の実力を100%出し切る訓練が必要になります。

そう考えると、どういった心理状態や環境であっても学んだ知識がすぐ使える状態であることが、どれだけの優位性があるのか想像がつきますね。

また、「あぁあれなんだっけ?」とパニックにならずに、落ち着いた状態で試験に臨むこともできます。

問題を解く

効率的な復習は、アウトプットと言っても過言ではないかもしれません。

学習の上でのアウトプットは、「問題を解く」という行為になります。

覚えることはインプットですが、インプットだけをひたすら行ってもダメです。

一般的にインプット3割、アウトプット7割が適正なアウトプット量と言われています。

インプットした情報を、頭の中から探し出しアウトプットして問題を解く。

このインプットからアウトプットへの流れが、ひたすら問題を解くことで自然と行われます。

ワークブックをひたすら説き続けることは、大量のアウトプットをし続けることになるのでとても有力なトレーニングになります。

適切なタイミングで実施

次にインプットのタイミングです。

良質なアウトプットのためには、良質なインプットが必要となります。

そして、そのインプットのタイミングが需要です。

先に「重要性」のところでお話した忘却曲線が関係してきます。

つまり、復習の最も効果的タイミングは、「その日」です。

もし、その日に時間が取れなければ、授業の内容を思い出しながらサラッと見返すだけでもOKです。

見返したときに、先生の言葉で足りていないところや補足が足りていないところを落ち着いた環境で追記しておきましょう。

ガッツリ復習するのは、翌日にしっかりと時間を取って行います。

遅くとも翌日には「復習」を行っておきます。

これが適切なタイミングです。

要約トレーニング

国語力に関連してきますが、要約トレーニングも重要です。

1パラグラフ単位で文章を要約するクセを付けてください。

文章を読んで「要約」。文章を読んで「要約」。

これを繰り返すことで、文章自体を把握するテクニックが付きます。

初めのうちは正確でなくても大丈夫です。

どういったことが書いてあったのか?が自分の言葉で語れることが重要です。

頭の中で思い出し、文章を組み立て、説明する。

記憶とは薄れていくものです。

20分後から時間とともに情報は失われていきます。

復習をすることで、その記憶をよみがえらせ短期記憶から長期記憶へと移動させます。

幼少期の習い事では、予習よりも復習を重要視して指導されます。

先取りするよりも、今やっている学習内容を確実に定着させることによる基礎作りが大切である証です。

学習における復習のポイントは、徹底的なアウトプットの繰り返しが重要です。

また、復習のタイミングは記憶が新しいうちに行いましょう。できれば即日。

そして、文章の要約力を付けることで、復習と共に学力の底上げを行えます。

一石二鳥、一石三鳥と1回の復習で最大限の効果を出して効率よく学習していきたいですね。

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