国語力 -求められる国語力とは-

2020-10-28

国語力 -求められる国語力とは-

学力の向上には、国語力が欠かせません。国語力を向上させることで、学力向上が見込めるのであれば見逃せません。

まず、どういった国語力が求められているのかを理解することで、学力向上に必要となる国語力とは何なのか?を見てみましょう。

求められている国語力とは

まず、文部科学省が掲げえる国語力とは、どういった力のことを定義しているのか理解しておきましょう。

文部科学省による定義が、各学校への教育プランとして落とし込まれているはずなので、国語力を考える上での根幹となるので理解しておくことは重要ですね。

以下の、4つのポイントを読み解く限り、リーダーシップスキルに必要となる力のように見受けられます。

ポイント1:聞く力
・話の要旨および内容を的確に理解する力
・話し手の言葉以外の気持ちの部分も含めて思いを受け取る力
・場面に応じて集中して傾聴する力
(要約)傾聴する姿勢にて、話の内容だけでなく話し手の思いもくみ取り理解する力。

ポイント2:話す力
・自分の考えを論理的かつ明確に説得力を持って伝える力
・相手、場面、目的に応じて臨機応変に伝えられる力
・感情に左右されず発声、発音、態度をコントロールし伝える力
(要約)状況や状態に左右されず、必要な情報を論理的に相手に伝達する力。

ポイント3:読む力
・論理的文章の論理を的確に読み取り理解できる力
・文学的文章の感情を十分に読み取り理解できる力
・古典(古文・漢文)の文章に親しむことが出来る力
(要約)多要素化する文章に対して、その文章の特質に合わせて読解する力

ポイント4:書く力
・自分の考えを論理的に正しく文章として書く力
・形式や書式に関し伝統的形式を理解した文書を書く力
・多くの情報を集約し明確に文書化し書く力
(要約)情報を集約し、形式や書式に合わせて論理的に文書を書く力

次に、これから求められる国語力は、どういったものを掲げているのか見てみましょう。

文部科学省では、これからの時代において必要なると考えられる国語力についても提示しています。

以下の4つが、これから求められる国語力となります。

ポイント1:考える力
考える力とは、論理的思考力で『分析力』と『論理構築力』が必要となる力です。

・分析力
情報に含まれる「事実」と「憶測」を正確に見極め、その情報内に含まれている論理構造を的確にとらえる能力です。また、非言語情報を言語化する能力と定義されています。

・論理的構築力
相手や場面に応じて、筋の通った発言や文章を組み立てる能力と定義されています。

(要約)状況分析を正確に行い、情報を論理的に文章化できる力。

ポイント2:感じる力

相手の気持ちや文学作品の内容・表現等を感じ取り、感動できる情緒力。

また、美的感性や社会的・文化的価値観に係る感性と情緒を受け理解できる情緒力。

さらに、言葉使いに対する言語感覚。

(要約)感受性豊かであり、感じたことを正しく表現できる力

ポイント3:想像する力
未経験の事柄や実在しない事柄などを推測し、そのイメージを自由に描くことが出来る力。

また、相手の表現態度から、言葉として表現されていない思いを察することが出来る能力。

(要約)見えるものまた伝わるもの以外の情報を推測し、表現できる力。

イント4:表す力
考え、感じ、想像することによる表現力、分析力や論理構築力を用いて構成した自身の考えを具体的な発言や文章として表現できる力。

(要約)考える力、感じる力、想像する力を総合して表現できる力。

国語力と一言で言っても、必要となるスキル(能力)をより具体的にすると、とても多く要素が含まれていることがわかりますね。

次に、国語力を効率的に向上させる方法を見てみます。

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