早生まれの学習能力・運動能力におけるメリットデメリット

2021-01-23

早生まれの学習能力・運動能力におけるメリットデメリット

早生まれには学習能力・運動能力に差があるのか

早生まれとは、同学年で1月1日から4月1日生まれを言います。

これは、「学校教育法」で6歳になった翌日以降に、4月1日を迎える子供を小学1年生と定められています。

つまり、小学1年生で1番最初の誕生日を迎える子供は、4月2日の子供ということになります。

ややこしいですね。

会社や学校での始まりは4月から始まるので少々混乱しますが、1年は1月から12月までと考えた際に、生まれ時期が早い意味で「早生まれ」と言います。

我が家の愚息もこの「早生まれ」に該当します。

身近に早生まれがいるので、早生まれ特有の体験や経験を含め少し紹介し共感いただければと思います。

小さく産んで大きく育てる」という言葉を聞いたことがあります。

この言葉を考える限り、悪いことばかりではなさそうですね。

早生まれと言われる子供と遅生まれの子供では、最大で1年の年齢差があります。

成人になってからの1年の差は、さほど大きく感じたことは無いと思います。

しかし、幼少期を含めた子供の時期の1年の差って、とても大きく感じませんか?

幼少期で言えば、0歳児と1歳児で同学年と言っても、0歳児は寝返りすらまだできていない時期の子供と、1歳児は歩き始める子供がいます。

その子供たちが同学年と考えるとどうでしょうか?

このように、言葉の話しはじめ、走る速さ、外界への興味など同学年と言っても、早生まれと遅生まれで大きな差を感じます。

とりわけ幼少期は、このような差がはっきりと見て取れます。

そのため、早生まれの子供を持つと、どうしても周りと比較してしまって多少心配になる親御さんもいるでしょう。

因みに我が家はというと、かわいくて小さな愚息の成長に対して、「急いで大きくならなくても良いよ」という思いで育ててきました。

だって、よく考えてください!

子供の成長を止めることはできないのですよ!

あっという間に終わってしまうかわいい幼少期、毎日の子供の成長は、親にとっての最高のご褒美です。

少しの変化に一喜一憂してください!

それなので、少しでも長く1日でも多くかわいい姿を愛でたいという身勝手な親心です。

今となっては、すくすくと成長し小さな怪獣として我が家を走り回っております。

巷では、子供を東大や上位の学校に入れたいと考えている親御さんは、なるべく遅生まれの4月になるように出産時期まで計画するらしいです。

そうすることで、周りと比較して1歩でも早く学習に入れるようにと準備するらしいです。

子供の将来のためには、出産時期からすでに勝負が始まっているのですね!

とはいえ、早生まれだろうが遅生まれだろうが、学習も含め経験するステップは変わらないはずです。

早生まれには、どういったメリット・デメリットがるのかざっと見ていきましょう。

メリット

まずは、早生まれのメリットから見てみましょう。

●幼稚園への入園

幼稚園の入園は3歳になってからなので、3歳になって間もなく幼稚園に預けることが可能となります。

4月1日に3歳になった子供は、その年に幼稚園に入園が可能となります。

4月2日に3歳になった子供は、翌年の4月にならないと幼稚園に入園できません。

幼稚園によっては、年年少クラスが用意されている幼稚園もあるので、チェックしてみると良いと思います。

●できなくても不安なし

周りの子供と比較すると、当然身体能力は下回ります。

歩き始めも周りより遅いですし、遊びや興味といった部分、感情表現も遅く感じでしょう。

でも「うちの子は早生まれだから」という言葉一つで解決です。

出来て当たり前の遅生まれの子供より、できると驚かれる早生まれの子供、どちらが良さそうですか?

デメリット

次に、早生まれのデメリットを見てみましょう。

●児童手当の給付時期が短い

児童給付金の給付終了時期は、15歳の誕生日後の最初の3月31日までとなっています。

つまり、3月2日生まれと4月2日生まれで比べて見ると11か月分の給付期間に差が出ます。

●保活(保育園活動)が不利になる

保育園活動で見てみると、認可保育園が子供を預かることができる基準としては、生後57日以降からと決められています。

そのため、2月中旬に出産すると、4月時点で生後57日をクリアできていないため預けることが出来ません。

そのため、年度の途中での入園もしくは、翌年度に1歳で入園するといった選択を余儀なくされます。

出産後に早めの仕事復帰を考えているお母さんは、このあたりは注意が必要かもしれませんね。

●同学年からの遅れ

周りの子供と比べると、できないこの方が多いですね。

それでも、発達障害といったことではなく、まだその時期ではないだけです。

心配いりません。

運動面、成長面におけるメリット・デメリットわかったかと思います。

では、気になる「学習面」におけるメリット・デメリットを見てみましょう

メリット

同学年では、若干の遅れはあるものの周りのお友達の方が、学習開始は早いと思います。

そのため、周りが学習でつまずいている部分や注意ポイントが、あらかじめ抑えられるのはポイント高いかなと思いました。

学習が無駄なく、効率的に行えるメリットがありますね。

それに、まぁ出来なくても仕方なし!という感はありますよね。

デメリット

3歳ごろまでの幼児期だけで考えると、どうしても差は出てしまいます。

しかし、本格的な学びが始まる小学生に上がるころには、周りの友達もみんな一斉にスタートを切る形になります。

そのため、考えているよりも差は発生しにくいようです。

学力差は、生涯年収に影響を与えると言われています。

ただ、早生まれだから生涯年収が低いといったことは無いので、社会に出ても活躍はできそうですね。

我が家の愚息に関してですが、体は小柄ですが幼児期にサッカークラブに通わせていたので足は速いです。

小柄で体が軽い分、足の筋力が良い方向に働いてそこそこ俊足です。

また、小回りも効くので良い動きが期待できそうです。

学習能力においては、幼少期の違いはあるものの、将来的なハンデとはならなそうです。

運動能力に関しても学習能力と同様に、幼児期や幼少期においては多少のハンデはあるものの、ある一定の成長を迎えればとくに意識することはなさそうです。

幼児期・幼少期の子供は、周りと比べて遅れを感じても「早生まれだし、こんなものか・・・」と親が割り切ってしまえれば問題なさそうです。

むしろ早生まれなのにできることがあれば、褒めて上げられれば良いと思います。

きっと、とても多くの褒める機会を感じられると思います。

子供は褒められるほど頑張り、大きく成長します。

早生まれだからこそ、多くの喜びを感じられる子供に育つことでしょう。

これからの成長が楽しみですね!

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